【本课讲解步骤】
本课内容:单词、课文。
课程讲解:主要语法和句型。
【本课内容】
単語:
トキ(トキ)朱鹮
絶滅(ぜつめつ)灭绝、绝灭
危機(きき)危机
直面…(ちょくめんする)直面、面临、面对
朝鮮半島(ちょうせんはんとう)朝鲜半岛
東…(ひがしアジア)东亚
一帯(いったい)地带、一带
分布…(ぶんぷする)分布
乱獲(らんかく)滥捕、乱捕
悪化(あっか)恶化
絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)濒危物种、濒临灭绝物种
野生(やせい)野生
生息…(せいそくする)栖息、生息
陝西省(せんせいしょう)陕西省
西安(せいあん)西安
洋県(ようけん)洋县
生息地(せいそくち)栖息地
一時期(いちじき)一度、一段时期
営巣地(えいそうち)筑巢地、筑巢区域、营巢区域
監視(かんし)观察、监视
保護(ほご)保护
取り組む(とりくむ)致力于、埋头于
陝西…救護飼養…(せんせいトキきゅうごしようセンター)陕西朱鹮救护饲养中心
かたわら(かたわら)一面、一边;旁边
飼育…(しいくする)饲养
啓発(けいはつ)启发、启示
こうした(こうした)这样的、如此的
支援(しえん)援助、支援
中国…保護支援基金(ちゅうごくトキほごしえんききん)中国朱鹮救护援助基金
募る(つのる)募集、征募、招募
中国…保護観察団(ちゅうごくトキほごかんさつだん)中国朱鹮救护考察团
派遣…(はけんする)派遣
観察(かんさつ)观察
深める(ふかめる)加深、深化
時点(じてん)时候、时间
佐渡島(さどがしま)佐渡岛
佐渡…保護…(さどトキほごセンター)佐渡朱鹮保护中心
試みる(こころみる)尝试、试验
懸命(けんめい)拼命、竭尽全力
救い(すくい)援助、救援、搭救;挽救
差し伸べる(さしのべる)伸出
江沢民(こうたくみん)江泽民
際する(さいする)正值、正当
贈呈(ぞうてい)赠送
雄(おす)雄、雄性
友友(ヨウヨウ)友友
雌(めす)雌、雌性
洋洋(ヤンヤン)洋洋
…のみ(…のみ)只…、仅…
翌…(よく…)次…、翌…、第二…
断水(だんすい)断水、停水
明け方(あけがた)黎明、拂晓
仕方(しかた)做法、方法、办法
衝突(しょうとつ)撞上、冲突、矛盾
感染…(かんせんする)感染、染上
休校措置(きゅうこうそち)停课措施
山本(やまもと)山本
コーチ(コーチ)教练、技术指导
審判(しんぱん)裁判(员);审判、判决
被災地(ひさいち)灾区、受灾区
銀(ぎん)银;银钱;银色
アンテナ(アンテナ)天线
書面(しょめん)书面;书信、信件
本…(ほん…)本…、这…
国境(こっきょう)国境、边境
付近(ふきん)附近
開館…(かいかんする)开馆
三浦(みうら)三浦
米田(よねだ)米田
歴史小説(れきししょうせつ)历史小说
中島(なかじま)中岛
議員(ぎいん)议员
平和活動(へいわかつどう)和平运动
閉鎖…(へいさする)关闭、封闭
愛顧(あいこ)光顾、眷顾、惠顾
社員割引制度(しゃいんわりびきせいど)内部员工折扣制度
割引(わりびき)打折、折扣、减价
郵政公社(ゆうせいこうしゃ)国营邮政公司
建造物(けんぞうぶつ)建筑物
立ち退き(たちのき)搬迁、搬走;离开、撤退
…可(…か)可…、可以…
…運動(…うんどう)…活动、…运动
课文:
トキ
トキは国際的に絶滅に危機に直面している鳥である。もともとはロシア東部、中国東北部から中部、朝鮮半島、日本など東アジア一帯に広く分布していた。しかし、乱獲と環境の悪化によって各地で減少し、現在では、絶滅する恐れのある動物として絶滅危惧種に登録されている。
現在、世界中で野生のトキが生息しているのは中国のみで、陝西省西安市の南に位置する洋県にトキの生息地がある。中国でも一時期トキは絶滅したと考えられていたが、1981年に7羽が発見された。その後、営巣地の監視・保護、人口繁殖などに取り組み、現在では1000羽以上が確認されるに至っている。洋県の「陝西トキ救護飼養センター」では、自然と同じような環境でトキを飼育するかたわら、パンフレットやビデオを使って小学生向けのキャンペーンを行うなど、国民に対する普及啓発を行っている。
こうした中国のトキ保護活動に対して日本が支援をしていることはあまり知られていない。「中国トキ保護支援基金」を募ったり、「中国トキ保護観察団」を派遣し、野生のトキの観察や保護施設や地元小学校を訪問したりして、交流を深めている。
一方、日本のトキは、明治時代以降急激に数が減った。1981年には、その時点で野生に残っていた最後の5羽を、新潟県佐渡島の「佐渡トキ保護センター」に保護し、人口繁殖を試みた。しかし、懸命の努力にもかかわらず、人口繁殖は失敗に終わり、2003年をもって日本のトキは絶滅した。
そのような状況のもとで、日本に救いの手を差し伸べたのが中国だった。1998年、中国の江沢民主席が来日に際して、2羽のトキの贈呈を約束した。翌1999年、雄の「友友」と雌の「洋洋」が日本に到着し、「佐渡トキ保護センター」で飼育されることになった。それ以来、この2羽をもとにトキの人工繁殖が行われ、2007年現在、107羽が飼育されるに至っている。繁殖は次々と成功し、自然に戻す計画も進んでいる。
中国の協力のおかげで、日本のトキの再生が実現した。今後は、日本が環境を整備し、自然の中でトキの飛ぶ姿が見られるよう、努力していかなければならない。